今まで3回転職していて、その中でも最もブラックだった今の会社をようやく退職できることになった。
残業・休日出勤・離職
今回の会社は、日常のことのように面接をして新人を入れていたが、大体が入社しても1～3ヵ月もたない人が多く、離職率は半端なかった。
正社員として会社に残っている人の年齢層は、50～60代が圧倒的に多い。
1ヵ月間のうち、休みとして与えられているのが日・祝日のみだったので、転職活動は退職してからでないと出来るわけはなく、辞めたいと思う一方非常に厳しい現実だった。
自分がいた課は、社内でも珍しく離職率が低い、数少ない課だったと思う。
また、自分も少しだけ責任ある立場にいたので、部下の壁となり守ってきたつもりではいる。
日々の業務は多忙極まりなく、ほぼ毎日残業で終電での帰宅なんて当たり前になっていた。
さっきも書いたけれど、月に６日間あるかないかの数少ない休みの日に、当たり前のように出勤させられることも少なくなかった。
最高で、連続13日勤務したこともある。勿論、残業付きで。
有給？なにそれ美味しいの？
※役員に「この日に有給をとって良いか」と、１週間前と前日にそれぞれ確認する必要があった。忙しい日だとNGだから○日なら良いよと言われたりします。それって有給なの？
しかし、違う課では、連続30日勤務なんてこともあった。
それなのに手当も労いもなく、昔によくあったような体質の会社。
現代になっても、変わろうとしない会社。
数年前までは、社長や役員に刃向って変えようとしたこともあったが、それも昔話。
そんな話しに乗ってくれて一緒に変えようとしていた仲間達も、会社や役員達を見限って次から次へと退職。
残った社員は、Yesマンのみ。
ガラスの心臓
もう無理。本当に無理。
お客様から激怒されたなら、誠心誠意、謝罪する。
自分が間違っている事を、上長・仲間・部下から言われた場合も謝罪し、改善する努力します。
なのに、自分が間違っていないのに、何故か別の課の人から数日に1回は、激怒され罵声をあびる。
周りからフォローされるも、これまた別の課の人の一言で全てダメになる。
話すのも嫌になり、全て部下に伝言を頼むようになったのは言うまでもない。
電話の着信あっても、ディスプレイにその人の名前が表示されるだけで、電話を取らなくなった。
そして、意味の分からない事で激怒され、これでもかって程罵声を浴びせられた。
その頃から、自分の精神が壊れ始め、今どこにいるかも分からなくなったことが度々あった。
ある日は、帰宅しようと電車に乗ったのに、気が付けば知らない駅にいた。
どうすれば良いのか、とか。
どの路線の何行きに乗れば良いのか、とか。
とりあえず、ネットで調べるなり、駅員さんに聞くなり、とか。
そんなことに頭が回らなくて、本気で何も考えられなかった。
結局は、帰りが遅くて心配した嫁が連絡をくれ、何とか帰宅出来たのだけど。
そして
翌日、出社してすぐに退職したい事を上長に伝えた。
役員が出てきて、止められた。無理です。
次は、社長が出てきて止められた。無理です。
「落ち着いて考え直しなさい。」と無駄に数日間の期間を与えられたが、その締め切り日に退職の意思を再度伝えた。
すると、会議室に呼び出され、そこでなぜか別の課の部長から止められた。
2時間くらい一方的に話しをされていたけれど、当時の壊れた自分の心では、その話に立ち向かうことは出来るはずもなく『もう少し頑張ります』と、気が付いたら思わず言ってしまっていた。
その事を、心底後悔した。
何で言ってしまったんだろう…って思っても、再度誰かに退職の意向を示しても、受け入れて貰えないという思いもあったし、心底悩んだ。
その後、結果として家族に助けられ、信頼している別の課の部長に助けてもらい無事退職にこぎつけることができた。
そして私は、
ニートになった。